この記事では、3歳&1歳の子連れ初フライトが大成功したときの体験記をまとめています。
- 子連れでの飛行機に不安がある方
- 子連れでの飛行機移動のリアルが知りたい方
- 飛行機や空港に馴染みがない方
「子連れで飛行機、ほんとに大丈夫…!?」
我が家も、沖縄旅行を決めた時に一番の不安ポイントが【飛行機】でした。
初めての飛行機、しかも3歳と1歳連れ…不安しかなかった我が家ですが、事前の準備と工夫、そして空港やCAさんたちのおかげで、思いがけず楽しく過ごすことができたので、
搭乗手続き・機内での工夫・CAさんとのやりとりまで、全部まとめました!
少しでも参考になれば嬉しいです。
子連れフライト体験記
出発前の最大懸念|「中耳炎」問題
子連れで飛行機に乗る──それだけでもドキドキですが、実は我が家は子どもたち2人とも「中耳炎」になりやすいタイプ。
調べると、飛行機と中耳炎は相性が良くない。
フライト1ヶ月前に、「もし反対されたら沖縄は諦めよう」と決めて、かかりつけの耳鼻科・小児科に飛行機に乗る旨相談しました。
(長女は鼻風邪をひくと必ず中耳炎になるので、耳鼻科がかりつけ。次女はお熱を出すことが多いので小児科がかかりつけ)
すると、両方の先生から「気圧で耳が痛むことはあるけれど、乗ってOK。悪化したとしても、帰ってきてからまた治療しようね。せっかくの旅行楽しんできて!」と言ってもらえました。
幸い旅行前に風邪を引きことも、沖縄で耳が痛くなることもなく、楽しく過ごすことができました!
帰宅後、念の為耳鼻科を受診しましたが、問題なし。
自分で調べてもなかなか事例が見つからなかったので、我が家のように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
※あくまで我が家の場合です。体調に不安がある場合は、事前に医師に相談して判断されることをおすすめします。また、旅行先の病院を数件ピックアップしておき、楽しい旅行になるよう、充分に備えておくことも重要です。
快適フライト最大ポイント|「出発時刻」!
子連れでのフライト大成功のポイントは、間違いなく「ぐっすり寝てもらうこと」
たくさんのブログやYouTubeで調べましたが、実際に体験してみて「これに尽きる」の一言です。
わたしの地元には、幸運にも空港があり、那覇空港への直行便があります。
とはいえ、1日1便なので出発時間は選べず、昼頃出発して15:00頃那覇空港到着です。
15:00那覇空港と聞いてどう感じますか?
大人や体力がついてきた小学生くらいお子さんであれば、ちょっと時間がもったいなく感じる時間帯じゃないかなあと思います。
もっと早く到着できれば、観光に避ける時間が増えますよね。
実際に利用して見た感想は、「お昼寝する年頃にはありがたい時間帯」でした。
普段のお昼寝時間帯=フライト時間になると完ぺき!
我が家の子供達が「飛行機と相性が良かった=すぐ寝てくれた」のもあるかもしれませんが、機内でお昼を食べる→そのまま就寝の流れはかなりおすすめ。
午前中、珍しい空港内でたくさんの刺激を受けて、飛行機に乗ってご飯を食べるという特別な経験をしたあとで、ふかふかの振動が心地良いシートに乗ってママの腕を枕代わりにすると…
寝る確率は跳ね上がるようです。
(普段から車移動なので、「乗り物で寝る」ということに慣れているのもあるかもしれません)
「あえて」乗り継ぎを選択する方法もアリ!
我が家は楽天トラベルの楽パックで飛行機&ホテル&レンタカーをまるっと予約しましたが、その前にJTBとHISに相談に行きました。
対応してくださった方もママさんで、「初めての飛行機」について相談すると、「子どもの気分転換のため、「あえて乗り継ぎにする」という技をその時に教えてもらいました。
我が家は「大人が飛行機初心者で乗り継ぎ自体が不安」だったので、直行便にしましたが、
「乗り物では寝ない」「飛行機でぐずったことがある」など
すでにお子さんのタイプを知っている親御さんにはピッタリのプランだなと思いました。
もし我が家が「飛行機で寝ない確率が高い」「乗り継ぎが怖くない」なら、運賃が高くなったり、移動時間が増えることを考えても、「子どもも親もみんな楽しい」旅行にするために、この方法を選んでいたかもしれません。
「どんな対策をしても飛行機では寝ないし騒いじゃうんだよー!」
という方は、一考の価値ありと思います!
体験記|地元空港に到着〜搭乗手続きまで
さて、地元空港に到着です!
調べたところ、国内線の場合は、搭乗時刻の1時間前くらいに空港に到着が良いようですが、子連れは時間が押す前提での行動が鉄則!ということで、2時間前を目指して自宅を出発しました。
やっぱり、子連れ旅行笑
途中、お腹すいたー!と言われて、急遽コンビニでお昼兼軽食用のスティックパンを買ったり(お昼は空港で買う予定だった)
ネットで購入したサンダルが届かなくて、那覇空港で購入する予定だったのを、空港付近で西松屋を発見して急遽寄って購入したり…となんやかんやあり、結局、1時間前に空港の駐車場に到着しました。
この時点で焦り気味の私と、なだめる夫笑
駐車場に車を停め、次女をベビーカーに、長女の手を引いて空港に入ります。
空港に入ることすら十数年ぶり。
案の定、搭乗手続きの具体的なやり方がわからない。
この機械でタッチすればいいのね!荷物はいつ預けるの?
とスマホ片手にあわあわしていたところ、受付からANAのお姉さんが笑顔で話しかけてくれました。
もう、飛行機がはじめてでどうしたらいいのかわからないとあっぷあっぷ状態で正直に話すわたし。
神対応のANAのお姉さんに救われた!
このお姉さんが、本当に親切で。
途中のコンビニで買ったスティックパンを食べたく暴れる長女(飛行機で食べさせる作戦)をあやしながら、受付に戻ったお姉さんを待っていると、
なんとすべての手続きを代わりにやってくれた上、
こっそりと「便が空いているのおむつ替えなどしやすい後ろの方に変更しました!」
「1歳のお子様は優先搭乗になるので、搭乗口で早めに待っててください」と伝えてくれました。
優先搭乗については調べていた、わたし。
いろんな情報がありましたが、少なくとも優先搭乗はこちらから申し出ないといけない。
状況によっては優先搭乗できないかも、と身構えていたのですが、はっきりと案内してくれて、「あ、利用してもいいんだ」と心が軽くなりました。
また、「席の変更」も、最初は空いてて良かったーありがたいなーと思っていたのですが、乗ってみたら満員。
我らの負担にならないようにあえて言い方を変えてくれたようです。
そんな心配りにも、とても助かって。
スムーズに保安検査場を通過し、搭乗口まで進むことができました。
(このお姉さん、保安検査場の前で別れたのですが、なんと搭乗口にも来てくれて、我らの優先搭乗も案内してくれたのです。持ち場ではないはずなのに・・・。去り際に、お姉さんにも2歳のお子さんがいること、良い旅になることを祈ってくれました。ほんとにありがとう!!!)
手荷物検査〜搭乗までの工夫
さて、荷物検査です。
すべての荷物をケースに入れて…など、手荷物検査のやり方はすっかり忘れていましたが、ちょうど前に旅慣れた会社員風の男性が3名ほどいらしたので、その方たちに習います。
さすがの手荷物検査、保安検査場。
先程までのANAのお姉さんが作ってくれた和やかな空気はまったくなく、余計な私語や表情を変えることなく、淡々と身体検査まで進みます。
そしてやはり子連れあるあるなトラブル…。
検査が終わった荷物を身に着けようとしたときに、長女がカウンター上の自分の荷物(水筒だったかな?)を取ろうと手を伸ばして、カウンターの内側に荷物が(保安検査員の方側)に落下!!!
大人はあわあわ、長女はしゅんとしており、保安検査員の方も最初は反応なし(おそらく、手出しなどの個人的な反応はしてはいけない決まりの様子)でしたが、荷物をさっと取ろうにも、保安検査員の足元まで荷物が転がってしまい、少し周りの様子を確認した後に、荷物を取って長女に渡してくれました。
大変申し訳なく、そして、感謝しかないです。
荷物取っていただいてありがとうございました。
そんなこんなで、スムーズに搭乗口まで入りすぎて…。
優先搭乗の時間として案内された時刻まで40分以上ある!!!
残念なことに(考えれば当たり前)、空港内のキッズスペースは保安検査場に入る前に設置されていて、保安検査場とキッズスペースを隔てるアクリル壁越しにキッズスペースを見ながら、「わたしも遊びたいな…」と呟く長女。
ごめんよ!!!
申し訳なくて、売店でお土産価格の地元ジュースを購入。
そして、搭乗口前の待合椅子は、とっても静か(これも当たり前)。
40分、キッズスペース無しでこの静かな中、どうやって過ごそうかと悩んだ我が家でしたが、意外にも、お土産コーナーでジュースを買ってあげたり、大人が交代でおむつやトイレを済ませたりしているとあっという間に時間が過ぎ…。
優先搭乗のアナウンスが入りました(あの神対応ANAのお姉さんが直々にアナウンス…!)
慣れない中で緊張していると時間の進みが早く感じますし、大人も子どもも、珍しがってキョロキョロして過ごすので、心配性な我が家的には、結果としてキッズコーナーで遊びすぎて時間がない!!と焦るより良かったです。
機内のリアルな過ごし方:離陸!機内の様子
素敵なANAのお姉さんに見送ってもらい、無事に優先搭乗できた我が家。
誰もいない機内に乗り込むと、またしても素晴らしいCAさんたちから、たくさんの心配りをいただきました。
我が家が初めての飛行機と知っていてくれて、長女にたくさん話しかけてくれ、旦那が次女を抱っこ紐から下ろしたり、離乳食の準備をするまで、ずっと荷物を持ったり、優しく声がけしてくださいました。
そんな優しさに恐縮しつつ、とっても助けていただきました。
心地よさが伝わったのか。
次女は席についてから離陸するまでの十数分でまさかの離乳食完食。
食べたい欲の激しいぐずりに耐えきれず、搭乗口で飛行機に乗り込む前にパンを食べてしまった長女も再びおやつを食べだし、心配していた耳抜きもバッチリ!
コ゚——という離陸時の衝撃に、長女は若干びっくりしていましたが、空を飛んでいる実感があるのかないのか、窓から空と雲、翼をみて「飛行機飛んでるね〜」としみじみ呟く長女。
普段の様子から、一人でシートベルトを直用して椅子に座っていられるのかすら心配していたのですが、自分でシートベルトをしたい!!というほど、何故か彼女のお気に入りになったようで、シートベルト着用サインが消えてからも、椅子に座っている間はずっとシートベルトをしてくれました。
また、シールブックやYouTube Premiumに加入してお気に入りの動画をオフラインで再生できるようにたくさん用意してきたのですが・・・。
機内で実際に持ち込んだ子連れグッズは、別記事でまとめています👇
▶︎【子連れフライトに持って行ってよかったアイテム7選】(coming soon)
長女は全く泣くことも騒ぐこともせず、あまりにも大人しく椅子に座っているので右腕を差し出して、「だっこする?」と聞くと、私の右腕を抱きまくらに、離陸からまさかの30分くらいで爆睡!!
次女は、疲れすぎたのか(普段より1時間ほどお昼寝遅め)、普段床に横になって眠るタイプなのもあってか、眠たくても眠れず泣き始めてしまい、パパの抱っこ紐に入れられて離席。
30分くらい泣いていましたが、CAさんから毛布を貸してもらい・・・毛布に包まれてねんね。
那覇空港に到着するまで、長女は2時間以上、次女も1時間半ほどお昼寝できました。
飛行機でぐずったり、飽きて騒ぎ出す(椅子に座っていられない)と思って、覚悟していた我が家。
まさか大人も1時間位寝れるとは思わず。
初フライトは大成功でした!
(2時間枕にされたママの右腕は犠牲になりましたが、安いものです笑)
CAさんから、長女ちゃんはお話し上手だからもっと話したかった!また乗ってね。
という優しい言葉と、
那覇空港到着後にベビーカーを受け取ると、なんとそこにメッセージ(初めての飛行機ありがとうといった内容)まで添えてくれました。
ベビーカーは「優先荷物」として、一番最初に出てくる
ベビーカーは空港側でカバーを掛けて、一番最初にターンテーブルを回ってきます。
預け入れる直前に子どもををおろしてたたみ、係の方に渡すだけ。
ひざ掛けを固定する100均のフックなんかも取り付けたままでしたが、聞いたら、そのままでOKとのこと。
素晴らしいホスピタリティです。
飛行機=子連れにはハードルが高い…と身構えていた我が家。
でも実際は、いい意味でその想像を裏切られました。
たった一度のフライトですが、「大人にも子どもにも、飛行機ってこんなに快適なんだ…!」と感じています。
大人にもこどもにも飛行機は最高です。
那覇空港到着!
15:00頃、予定通り那覇空港到着
最高のフライトを終えた我が家。
ついに那覇空港到着です。
そして予想はしてたけど、予想以上に暑い。
事前の予報でも、我らが旅行に行く期間の沖縄は、例年よりも暑い予報でした。
その予報通り。
めちゃめちゃ暑い。気温25度。真冬の一桁気温の国(もはや地域ではなく別の国。)から来た我らには、とてもじゃないけど暑い。
空港にいる方々の服装も、半袖の人や我らのように分厚いトレーナーを来た人など様々。
子どもを連れていると大人の服装は一旦我慢ですが、それにしても暑い。
ここで子どもたちのトレーナーを脱がせて下着一枚にしてしまえばよかったのですが、夫婦ともに下着一枚にさせるという感覚がなくて(たくさんの人目に触れる場所だという気持ちがまだあったのです)、トレーナーの腕をまくるのみに。
帰りはもう慣れてきて笑、下着一枚にさせてました。
25度を超える予報のときは、躊躇なく半袖にさせてあげましょう。
帰宅時の那覇空港も異次元の暑さでした・・・
(5日目の記事を御覧ください)
さて、無事に荷物を受け取って、搭乗口を出ます。
大きな水槽がお出迎え。
ついに沖縄に来たよーーー!感動。
那覇空港に到着してからの動き|「レンタカー組&空港組」に分かれたら快適すぎた!
無事に水槽前に到着できた我が家。
ここで“ちょっとした作戦”を実行します。
パパ&次女はレンタカーを借りに移動。
ママ&長女は空港で軽食&夕食購入。
この「空港組&レンタカー組」に分かれる行動が、思った以上に快適だったので、詳しくはこちらの記事でご紹介しています👇
▶︎【子連れ沖縄レンタカー】「空港組&レンタカー組」に分かれたら快適すぎた(3歳&1歳)
まとめ|不安しかなかったけど、周囲の優しさに助けてもらえた!
初めてのフライトは、地元空港のあたたかい対応やCAさんのやさしさに助けられて、安心して空を飛ぶことができました✈️
不安でドキドキでしたが、結果的に、地元の空港で優しく案内してもらった段階で「あ、大丈夫かも」と肩の力が抜けました😊
嬉しい誤算で、子どもたちは早々に寝てしまいましたが、やっぱり子どもたちと一緒に初めて空を飛び、子どもの興味深そうな様子を見るのは特別な体験でした✈️
これから飛行機での子連れ旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです!
また、実は…帰りの那覇空港ではちょっとしたギャップも感じていて、「行きと帰りでこんなに違うんだ…!」と驚いた体験もあります。
そのあたりの気づきは、こちらの記事で詳しくまとめてみました👇
▶︎【子連れフライトのリアル|行きは神対応・帰りはドライ?体験比較はこちら】(coming soon)
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